ちょっと前ですが。。。
佐々木先生がIX European Symposium of the Protein Society@スウェーデン に出席し、見事ポスター賞を受賞されました。その時の写真です。
なんかいつもよりメガネがとってもおしゃれです。
おめでとうございます。
2011年6月10日金曜日
2011年6月6日月曜日
非線形科学の可能性
筆者が中学生のころの話である。定期テストが近づいてくると、テストに向けての計画を立て始める。あくまで計画を立てるだけで、勉強は始めない。普段は部活動があるからだ。テストの一週間前になると部活動が休みになるから、その一週間が勝負だ。何もしないと、テストは50点くらいしか取れない。テスト前1週間、各科目30分ずつ勉強する。1日の勉強で5点分ずつ実力をアップすれば、テストで85点とれるはずだ。といった計画を立ててテストに臨む。当然、結果は惨敗。やれ追試だ、やれレポート提出だといったことになるのだった。
人は物事を考えるときに、直線的に考えがちだ。1日の勉強で5点分ずつ実力をアップするといったような考え方がこれに当たる。このような考え方を「線形」という。実際は、学力というのはなかなか伸びない。付け焼刃はなかなか通用しない。テストの点数的にはなかなか伸びないが、勉強をコツコツと続けていく。すると、突然、点数が伸び始める。このように、まっすぐではない現象を「非線形」という。
「非線形」の本質は、フィードバックのあるシステムである。何らかの作用がおこることで、そのシステムに影響を与えるということだ。例えば、英語を勉強すると、英単語の知識が蓄積されて、どんどん英語の勉強が楽になっていく。
このように考えると、世の中の現象は、ほとんどすべて「非線形」といってよい。しかし、どうしても人間の理解は「線形」の方がわかりやすい。科学の世界でも、スケールによっては、「線形」近似が非常によく成り立つものも多いため、「線形」で議論されることが多い。だが、研究を進めていくうちに、「線形」では太刀打ちできない問題に出会う可能性もある。
この本は、そんな「非線形」現象について非常によくまとまっている。
人は物事を考えるときに、直線的に考えがちだ。1日の勉強で5点分ずつ実力をアップするといったような考え方がこれに当たる。このような考え方を「線形」という。実際は、学力というのはなかなか伸びない。付け焼刃はなかなか通用しない。テストの点数的にはなかなか伸びないが、勉強をコツコツと続けていく。すると、突然、点数が伸び始める。このように、まっすぐではない現象を「非線形」という。
「非線形」の本質は、フィードバックのあるシステムである。何らかの作用がおこることで、そのシステムに影響を与えるということだ。例えば、英語を勉強すると、英単語の知識が蓄積されて、どんどん英語の勉強が楽になっていく。
このように考えると、世の中の現象は、ほとんどすべて「非線形」といってよい。しかし、どうしても人間の理解は「線形」の方がわかりやすい。科学の世界でも、スケールによっては、「線形」近似が非常によく成り立つものも多いため、「線形」で議論されることが多い。だが、研究を進めていくうちに、「線形」では太刀打ちできない問題に出会う可能性もある。
この本は、そんな「非線形」現象について非常によくまとまっている。
2011年6月3日金曜日
2011年5月31日火曜日
2011年5月30日月曜日
物理が専門の方へ-生物入門
高校の理科は物理、化学、生物、地学といった具合に分かれている。もちろん、これはこれで意味のある分け方なのであるが、学問の世界になると、それらの境界線は微妙である。そして、そういった境界領域には、多数の面白いテーマがある。これは、境界領域が面白いというよりも、ある分野に他分野の考え方を取り入れることによって、新たな面白い研究が生まれると言った方がいいかもしれない。実際、大学では、生化学や物理化学は、もう完成された学問体系として講義されている。我々の研究室が取り組んでいるのは、まさに今、研究対象として、ホットな生物物理学である。
物理的な観点から、生物に影響を与えた人物としては、シュレーディンガーがあげられる。もちろん、量子力学で出てくるシュレディンガー方程式のシュレディンガーである。非常に難しい学問の一つ、量子力学の基礎を作ったシュレディンガーであるが、量子力学の発展には、なかなかついていくことができなかったという逸話も残っている。その、シュレディンガーが晩年に書いた本が、「生命とは何か」である。この本で、シュレディンガーは、個々の粒子は、個性を持たないにも関わらず、生物という多様なものが作られるのは、1 mol(6×10^23個)という非常に膨大な数の粒子の確率的な振る舞いが本質であると指摘した。これが、物理的に生物を説明できるという考えの先駆けとなった。ちなみに、この本に影響を受けた当時の若者として、ワトソンとクリック(物理学者)がいる。もちろん彼らは後のDNA発見者だ。
「生命とは何か」も非常にいい本であるが、やや内容も古く読みにくい部分もある。(薄い本なので読むとしたら英語版でもいいだろう。)そのような中で、数年前にベストセラーになった「生物と無生物の間」は、
非常に読みやすい。アメリカでの研究環境の話なども出てくるので、違う分野でも研究者を目指す人にも有用だと思う。同著者の「動的平衡」もいい。
他分野(だと自分が思っている)のことを自分のバックグラウンドをもとに考えてみると思わぬ発見があるかもしれない。
p.s. 佐々木研では、生物物理学が中心ですが、放射光学会、表面化学会、応用物理学会など様々な分野の学会にでるチャンスなどもあります。
物理的な観点から、生物に影響を与えた人物としては、シュレーディンガーがあげられる。もちろん、量子力学で出てくるシュレディンガー方程式のシュレディンガーである。非常に難しい学問の一つ、量子力学の基礎を作ったシュレディンガーであるが、量子力学の発展には、なかなかついていくことができなかったという逸話も残っている。その、シュレディンガーが晩年に書いた本が、「生命とは何か」である。この本で、シュレディンガーは、個々の粒子は、個性を持たないにも関わらず、生物という多様なものが作られるのは、1 mol(6×10^23個)という非常に膨大な数の粒子の確率的な振る舞いが本質であると指摘した。これが、物理的に生物を説明できるという考えの先駆けとなった。ちなみに、この本に影響を受けた当時の若者として、ワトソンとクリック(物理学者)がいる。もちろん彼らは後のDNA発見者だ。
「生命とは何か」も非常にいい本であるが、やや内容も古く読みにくい部分もある。(薄い本なので読むとしたら英語版でもいいだろう。)そのような中で、数年前にベストセラーになった「生物と無生物の間」は、
非常に読みやすい。アメリカでの研究環境の話なども出てくるので、違う分野でも研究者を目指す人にも有用だと思う。同著者の「動的平衡」もいい。
他分野(だと自分が思っている)のことを自分のバックグラウンドをもとに考えてみると思わぬ発見があるかもしれない。
p.s. 佐々木研では、生物物理学が中心ですが、放射光学会、表面化学会、応用物理学会など様々な分野の学会にでるチャンスなどもあります。
2011年5月27日金曜日
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