2011年7月4日月曜日

フェーズが変わった

「医者になるには、学力が必要だと思っていたけど、違った。医学部に入った後は、学力よりも根性と体力が必要だった。」
医学部の友人がぼやいていた。

人は人生の中で何度も局面の変化を迎える。
若いころの例としては、学校の変化、就職などがわかりやすい。
同時に、時世も変化を続けている。
そして、時にはその変化がものすごく急激に起こる。
現在も、時世が大きく変化している。

時世が大きく変化する時代は、世の中の不安が大きくなる。
人間は誰も、今までと変わるということに抵抗感を示すのであろう。
だが、大きな不安の中に、希望も確かに存在する。
問題は、その希望を大きく膨らませていくことができるかだ。


歴史を考えると日本は何度か、激動の時代を経験している。
その中の一つとして明治維新が挙げられる。
なにしろ、260年以上続いた徳川幕府がひっくり返るのだから、あまりにも大きな変化だ。黒船が現れ、誰もが今の制度ではいけないと感じながらも、一方で当時の常識に縛られていた。そのような中で、当時としてはとびぬけた思考と実行力を持ち、時代を大きく動かした男がいる。坂本龍馬(竜馬)だ。

この本は、徹底的に史料を調べ、現地調査も行ったうえで描かれている。
ソフトバンクの孫正義氏にも大きな影響を与えたそうだ。
変化の激しい時にこそ、読むべき本だと思う。
心を熱くしてくれる。

p.s
佐々木教授は司馬遼太郎記念館で感動したそうです。
司馬遼太郎記念館
http://www.kanzaki.com/docs/htminfo.html

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)