「神はサイコロをふらない」
量子論の発展時期に、
ミクロの世界では、場所を確率的にしか表せないという
量子論の根本に懐疑的だったアインシュタインによる有名な言葉である。
現在では、一部反対意見もあるものの、
一応ミクロの世界は確率的だという解釈(コペンハーゲン解釈)
に落ち着いている。
量子論とは関係ない領域でも、
確率、統計は重要になる。
確率を数学的に考えるようになったのは、
やはり、博打(ばくち)からの要請だったらしいが、
現在では数学的にも発展し、
難しい分野となっている。
この本では、
ざっくりと確率、統計の基礎を見通せる。